【医師監修】もう繰り返さない!しつこい肩こり改善のための原因別セルフケア完全ガイド

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マッサージや湿布を試しても、すぐにぶり返すしつこい肩こりにお悩みではありませんか。その繰り返す肩こりを根本から改善する鍵は、ご自身の「原因」を正しく知り、タイプに合った最適なセルフケアを実践することです。この記事では、医師監修のもと、まずはあなたの肩こりが「姿勢」「運動不足」「ストレス」「生活習慣」のどのタイプに当てはまるのかをチェック。その上で、原因別に効果的なストレッチや簡単エクササイズ、ツボ押し、デスクワーク環境の改善術まで、具体的な解消法を網羅的に解説します。セルフケアで改善しない場合の専門家への相談の目安もわかる完全ガイドで、長年の悩みから解放される第一歩を踏み出しましょう。

目次

あなたの肩こりはどのタイプ?まずは原因をチェック

多くの人が悩まされている「肩こり」。マッサージやストレッチを試しても、すぐにぶり返してしまうことはありませんか?その理由は、ご自身の肩こりの根本的な原因にアプローチできていないからかもしれません。肩こりと一言でいっても、その原因は実にさまざまです。効果的なセルフケアを行うためには、まず自分の肩こりがどのタイプに当てはまるのかを正しく理解することが改善への第一歩となります。

ここでは、代表的な4つの原因タイプについて詳しく解説します。ご自身の生活習慣や体の状態を振り返りながら、どのタイプに最も当てはまるかチェックしてみましょう。

日常の姿勢やクセが原因の肩こり

現代人の肩こりで最も多いのが、このタイプです。特にデスクワークやスマートフォン操作など、日常生活における無意識の姿勢やクセが、首や肩の筋肉に大きな負担をかけています。

人間の頭の重さは、体重の約10%(約5〜6kg)もあると言われています。正しい姿勢であれば、その重さを背骨全体でうまく支えることができます。しかし、猫背や前かがみの姿勢になると、頭が体の中心線より前に出てしまい、その重さを首や肩の筋肉(特に僧帽筋や肩甲挙筋)だけで支えなければなりません。この状態が長時間続くと、特定の筋肉が常に緊張し続けて硬くなり、血行不良を引き起こします。血行が悪くなると、筋肉内に疲労物質が溜まり、重さやだるさ、痛みといった「こり」の症状として現れるのです。

具体的には、以下のような姿勢やクセが原因となります。

  • パソコン作業中の前かがみの姿勢(猫背)
  • スマートフォンを見るときのうつむいた姿勢(スマホ首・ストレートネック)
  • 脚を組む、頬杖をつく
  • いつも同じ側の肩にバッグをかける
  • 高さの合わない机や椅子での作業

これらの動作は、体の歪みを生み出し、肩こりをさらに悪化させる要因となります。

運動不足や筋力低下が原因の肩こり

日頃から体を動かす習慣がない、または加齢によって筋力が低下している場合も、肩こりの大きな原因となります。筋肉には、血液を全身に送り出すポンプのような役割があります。しかし、運動不足で筋肉を動かさないと、このポンプ機能が低下し、全身の血行が悪化してしまいます。

特に重要なのが、肩甲骨を正しい位置で支えるためのインナーマッスル(菱形筋、前鋸筋など)の衰えです。これらの筋肉が弱ると、肩甲骨が外側に開いてしまい、いわゆる「巻き肩」や猫背の状態を招きます。その結果、肩や首のアウターマッスルである僧帽筋などが、常に引っ張られて過剰な負担を強いられることになり、慢性的な肩こりにつながるのです。

このタイプの肩こりは、「常に肩が重だるい」「動かすと少し楽になるが、すぐに元に戻る」といった特徴があります。意識して肩を動かさない限り、筋肉の緊張と血行不良が改善されにくい状態です。

ストレスや精神的な疲労が原因の肩こり

「心と体はつながっている」とよく言われますが、肩こりも例外ではありません。精神的なストレスは、自律神経のバランスを乱す大きな要因です。自律神経には、体を活動的にする「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」があります。

強いストレスを感じると、体は危険から身を守ろうとして交感神経が優位な状態になります。すると、血管が収縮して血圧が上がり、筋肉はこわばって緊張します。この状態が長く続くと、無意識のうちに肩に力が入り、歯を食いしばるなどの癖がつき、筋肉の緊張が慢性化してしまいます。その結果、血行が悪くなり、肩こりを引き起こすのです。

このタイプの肩こりは、マッサージなどで一時的に楽になっても、ストレスの原因が解消されない限り繰り返しやすいのが特徴です。頭痛やめまい、不眠、気分の落ち込みといった他の不調を伴うことも少なくありません。

生活習慣の乱れが原因の肩こり

姿勢や運動、ストレス以外にも、日々の何気ない生活習慣が肩こりの引き金になっていることがあります。これらの要因は単独で、あるいは複合的に絡み合って症状を悪化させます。

  • 体の冷え:夏場の冷房や冬の寒さ、冷たい飲食物の摂りすぎなどで体が冷えると、血管が収縮して血行が悪化し、筋肉が硬くなります。
  • 睡眠環境:睡眠不足は、日中の筋肉の疲労を回復させる時間を奪います。また、高さが合わない枕や柔らかすぎるマットレスは、睡眠中に首や肩に負担をかけ続け、朝起きたときから肩がこっている原因になります。
  • 眼精疲労:パソコンやスマホの画面を長時間見続けると、目の周りの筋肉が緊張します。この緊張は、神経を通じて首や肩の筋肉にも伝わり、こりを引き起こします。
  • 栄養バランスの偏り:筋肉の働きをサポートするビタミンB群や、血行を促進するビタミンE、筋肉の緊張を和らげるマグネシウムなどが不足すると、肩こりが起こりやすくなります。

このように、冷えや睡眠不足、眼精疲労といった複数の要因が重なることで、肩こりはよりしつこく、改善しにくいものになっていきます。

ご自身の肩こりがどのタイプに当てはまるか、以下のチェックリストで確認してみましょう。最も多く当てはまったものが、あなたの主な原因である可能性が高いです。

セルフチェック項目 考えられる主な原因タイプ
1日の大半を座って過ごしている 日常の姿勢やクセ / 運動不足
気づくと猫背になっている、または人から指摘される 日常の姿勢やクセ
スマートフォンを1日に2時間以上見ている 日常の姿勢やクセ / 眼精疲労
運動する習慣がほとんどない 運動不足や筋力低下
以前より疲れやすくなったと感じる 運動不足や筋力低下 / ストレス
仕事や人間関係で強いプレッシャーを感じている ストレスや精神的な疲労
寝つきが悪い、または夜中に目が覚めることが多い ストレスや精神的な疲労 / 睡眠環境
理由もなくイライラしたり、気分が落ち込んだりする ストレスや精神的な疲労
手足が冷えやすい、または夏でもクーラーが苦手 生活習慣の乱れ(冷え)
朝起きたときに首や肩が痛いことがある 生活習慣の乱れ(睡眠環境)

原因を特定できたら、次の章でご紹介する原因別のセルフケアを実践していきましょう。あなたに合った正しいアプローチで、しつこい肩こりの悩みから解放されるはずです。

【原因別】しつこい肩こり改善セルフケア実践法

今日からできる!肩こり改善セルフケア 4つの柱 姿勢改善ストレッチ ● 肩甲骨はがし ● 胸を開いて巻き肩リセット 血行促進エクササイズ ● タオルで僧帽筋トレ ● 座ったまま肩回し 自律神経ケア ● 腹式呼吸 (吸1:吐2) ● ツボ押し (肩井・合谷) 温活・生活習慣 ● ぬるめのお風呂で温まる ● 3つの首を冷やさない

第1章でご自身の肩こりの原因タイプがわかりましたか?この章では、それぞれの原因に合わせた肩こり改善の具体的なセルフケア方法を、今日からすぐに実践できるよう詳しく解説します。ストレッチ、エクササイズ、リラックス法、生活習慣の見直しまで、あなたに合ったケアを見つけて、つらい肩こりのループから抜け出しましょう。

姿勢の歪みを正す肩こり改善ストレッチ

長時間のデスクワークやスマートフォン操作によって固まった筋肉をほぐし、体の歪みをリセットするストレッチです。特に、自分でも気づきにくい「巻き肩」や「猫背」が定着してしまっている方には必須のケアです。毎日少しずつでも続けることで、肩が本来あるべき正しい位置に戻り、こりにくい体へと変わっていきます。

肩甲骨はがしで可動域を広げる

肩こりの大きな原因の一つが、肩甲骨周りの筋肉の癒着です。背中に張り付いたようになった肩甲骨を「はがす」イメージで動かすことで、菱形筋や僧帽筋といった筋肉が柔軟性を取り戻し、肩関節の可動域が広がります。血行が劇的に改善されるため、肩周りがポカポカと温かくなるのを感じられるでしょう。

  1. 両腕を胸の前でまっすぐ伸ばし、手のひらを内側に向けます。
  2. 息を大きく吐きながら、背中を丸めて両腕をできるだけ遠くへ伸ばします。左右の肩甲骨がぐーっと離れていくのを感じましょう。この状態で5秒キープします。
  3. 次に、息を吸いながら胸を大きく張り、肘を90度に曲げて後ろへ引きます。左右の肩甲骨を背骨にぐっと引き寄せるイメージです。この状態で5秒キープします。
  4. この一連の動作を、呼吸に合わせてゆっくりと10回繰り返しましょう。

ポイントは、肩をすくめずにリラックスした状態で行うことです。痛みを感じる場合は、可動域を狭めるなど無理のない範囲で調整してください。

胸を開いて巻き肩をリセット

前かがみの姿勢が続くと、胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)が縮こまって硬くなり、肩を内側へ引っ張って「巻き肩」を引き起こします。この縮んだ胸の筋肉をしっかり伸ばすことで、肩が開きやすくなり、美しい姿勢を取り戻すことができます。

  1. 壁の横に立ち、片方の手のひらと腕を、肩の高さで壁につけます。肘は軽く曲げておきましょう。
  2. 壁に腕をつけたまま、反対側の足を一歩前に踏み出します。
  3. 息をゆっくり吐きながら、体を前に、そして壁と反対側へ少しひねっていきます。胸から肩の前面にかけて、心地よい伸びを感じるはずです。
  4. 気持ちよく伸びている位置で、深い呼吸をしながら30秒間キープします。
  5. ゆっくりと元の姿勢に戻り、反対側も同様に行います。

腰を反らせすぎると腰痛の原因になるため、お腹に軽く力を入れ、胸の伸びに意識を集中させましょう。

血行を促進する簡単エクササイズ

ストレッチで筋肉をほぐした後は、簡単なエクササイズで積極的に筋肉を動かし、血流を促進させましょう。筋肉がポンプの役割を果たし、こりの原因となる疲労物質や老廃物を押し流してくれます。運動不足を自覚している方や、座りっぱなしの時間が長い方に特におすすめです。

タオルを使った僧帽筋トレーニング

肩こりの代表的な原因筋である「僧帽筋」をダイレクトに刺激するエクササイズです。ご家庭にあるフェイスタオル1本で、筋力低下を防ぎながら血行を促進できます。

  1. 椅子に背筋を伸ばして座ります。足裏はしっかりと床につけましょう。
  2. フェイスタオルの両端を持ち、頭上に掲げます。腕は軽く曲がっていて構いません。
  3. タオルを常に左右へピンと引っ張りながら、息を吐きながらゆっくりと首の後ろへ下ろしていきます。肩甲骨を中央に引き寄せることを強く意識してください。
  4. 息を吸いながら、ゆっくりと頭上の元の位置に戻します。
  5. この上下運動を10回繰り返します。

腕の力だけで上げ下げするのではなく、あくまで背中、特に肩甲骨の動きを意識することが最大のポイントです。

座ったままできる肩回し運動

仕事の合間やテレビを見ながらでもできる、最も手軽なエクササイズです。単純な動きですが、肩関節から肩甲骨までを大きく動かすことで、滞っていた血流を効果的に改善します。

  1. 椅子に浅めに腰掛け、背筋をまっすぐ伸ばします。
  2. 両手の指先を、それぞれの肩の先端(肩峰)に軽く置きます。
  3. 肘で空中に大きな円を描くイメージで、ゆっくりと前回しを10回行います。
  4. 同様に、後ろ回しを10回行います。

呼吸を止めず、できるだけ大きく、そしてゆっくりと回すことで、筋肉の深層部までほぐすことができます。前回しと後ろ回しをセットで行うことで、バランスよく筋肉を刺激できます。

自律神経を整えるリラックス法

精神的なストレスや緊張は、無意識のうちに体をこわばらせ、交感神経を優位にさせます。すると血管が収縮し、血行不良から肩こりを引き起こします。心身をリラックスさせ、乱れがちな自律神経のバランスを整えることは、ストレス性の肩こり改善に不可欠です。

深い呼吸で筋肉の緊張をゆるめる

意識的に呼吸を深くすることで、心身をリラックスモードに切り替える副交感神経を優位にすることができます。特に、お腹を膨らませたりへこませたりする「腹式呼吸」は、横隔膜を大きく動かし、高いリラックス効果が期待できます。

  1. 椅子に座るか、仰向けに寝るなど、リラックスできる姿勢をとります。
  2. 目を閉じ、片手をお腹の上に、もう片方の手を胸の上に置きます。
  3. まず、体の中の空気をすべて吐き出します。
  4. 次に、鼻から4秒かけてゆっくりと息を吸い込みます。このとき、胸ではなくお腹が膨らんでいくのを感じましょう。
  5. 続いて、口をすぼめて8秒かけてゆっくりと息を吐き出します。お腹がへこんでいくのを感じてください。
  6. この「吸う:吐く=1:2」の呼吸を、5分から10分ほど繰り返します。

寝る前に行うと、筋肉の緊張が和らぎ、睡眠の質を高める効果も期待できます。

肩こりに効くツボ押しセルフケア

東洋医学では、体のエネルギー(気・血)の通り道を経絡といい、その要所にあるのが経穴、すなわち「ツボ」です。肩こりに関連するツボを的確に刺激することで、気の流れを整え、痛みを緩和し、血行を促進する効果が期待できます。仕事の合間にも手軽にできるセルフケアです。

ツボの名前 場所 押し方・ポイント
肩井(けんせい) 首の付け根と肩先のちょうど真ん中あたり。少し強めに押すとズーンと響く感覚がある場所です。 こっている側と反対の手の中指をツボに当て、人差し指と薬指を添えます。「痛気持ちいい」と感じる強さで、息を吐きながら5秒間垂直に押し、息を吸いながら力を抜きます。これを5回ほど繰り返します。
天柱(てんちゅう) 首の後ろにある2本の太い筋肉(僧帽筋)の外側のくぼみ。髪の生え際にあります。 両手の親指を左右それぞれのツボに当て、残りの指で頭を支えるように持ちます。息を吐きながら、頭の重みを利用して後方にもたれるように、ゆっくりと圧をかけます。眼精疲労にも効果的です。
合谷(ごうこく) 手の甲側で、親指と人差し指の骨が交わる手前の、少しへこんだ部分です。 反対の手の親指で、人差し指の骨に向かって押し込むように刺激します。肩こりだけでなく、頭痛や歯痛、ストレス緩和にも効く万能のツボとして知られています。

ツボ押しは、食後すぐや飲酒時、妊娠中の方は避けてください。強く押しすぎると「もみ返し」のように痛みが悪化することがあるため、あくまで心地よい圧で行うことが大切です。

体を内側から温める生活習慣

「冷えは万病のもと」と言われるように、体の冷えは血行不良を招き、肩こりを慢性化させる大きな原因となります。特に筋肉量が少ない女性は体が冷えやすいため、日々の生活の中で意識的に体を温める習慣を取り入れることが、根本的な体質改善につながります。

  • ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
    シャワーだけで済ませず、38~40℃程度のぬるめのお湯に15分以上浸かりましょう。全身の血行が促進されるだけでなく、副交感神経が優位になり心身ともにリラックスできます。血行促進効果のある炭酸ガス系の入浴剤や、筋肉の弛緩を助けるエプソムソルトなどを活用するのもおすすめです。
  • 体を温める飲み物・食べ物を摂る
    冷たい飲み物や食べ物は内臓を冷やし、全身の血行を悪くします。普段から白湯やハーブティー、生姜湯などを飲む習慣をつけましょう。食事では、根菜類(ごぼう、にんじん)、香味野菜(生姜、ねぎ)、発酵食品(味噌、納豆)などを積極的に取り入れると、体を内側から温める助けになります。
  • 「3つの首」を冷やさない
    「首」「手首」「足首」は、皮膚のすぐ下を太い血管が通っているため、外気の影響で冷えやすい部位です。夏場の冷房が効いた室内ではカーディガンやストール、冬場はマフラーやレッグウォーマーを活用し、これらのポイントを重点的に温めることで、効率よく全身の冷えを防ぐことができます。

肩こりを繰り返さないためのデスクワーク環境改善術

デスクワーク環境の改善ポイント モニター上端を目線の高さに 視線はやや下へ 肘は90度 肩の力を抜く 骨盤を立てる 背もたれを活用 膝は90度 足裏全体を床につける 定期的な休憩 25分作業 +5分休憩

ストレッチやエクササイズで一時的に肩こりが楽になっても、根本的な原因がデスクワーク環境にある場合、すぐに症状は再発してしまいます。毎日何時間も過ごす場所だからこそ、体に負担をかけない環境を整えることが、しつこい肩こりを繰り返さないための鍵となります。ここでは、今日から実践できるデスクワーク環境の改善術を3つのポイントに分けて詳しく解説します。

肩に負担のかからない椅子の座り方

無意識のうちに楽な姿勢をとっているつもりが、実は肩や首に大きな負担をかけていることがあります。正しい座り方の基本は、骨盤を立てて座り、背骨が自然なS字カーブを描くことです。これにより、頭の重さを体幹でしっかり支えることができ、首や肩周りの筋肉にかかる負担を大幅に軽減できます。

まずは、以下のポイントをチェックして、ご自身の座り方を見直してみましょう。

チェック項目 理想的な座り方 肩こりを招くNGな座り方
座面の深さ お尻と背中を背もたれにぴったりつけ、深く腰掛ける。膝裏と座面の間に指が2〜3本入る隙間がある。 浅く腰掛ける(仙骨座り)。背もたれに寄りかかりすぎる。
足裏 両足の裏全体が、しっかりと床についている。 足が床につかず浮いている。足を組んでいる。
膝の角度 90度、もしくはやや開いた角度(鈍角)が理想。 90度より鋭角に曲がっている。
肘の角度 デスクに腕を置いたとき、肘が90度になるように椅子の高さを調整する。肩が自然に下りている状態。 肩が上がっている(椅子が高すぎる)。腕が伸びきっている(椅子が低すぎる)。

もし、お使いの椅子や机の高さが合わない場合は、ランバーサポートクッションで腰の隙間を埋めたり、フットレスト(足置き台)を使って足裏を安定させたりするのも効果的です。オフィス用品やインテリアショップで手軽に購入できますので、ぜひ活用してみてください。

モニターの高さと目線の位置

パソコン作業で最も見つめるモニターの位置は、首や肩のコンディションを左右する非常に重要な要素です。特にノートパソコンを机に直置きして作業している方は要注意。画面が低い位置にあるため、自然と頭が前に突き出て首が下を向く「ストレートネック」の状態になりがちです。この姿勢は、首から肩にかけての筋肉(特に僧帽筋)に常に大きな負担をかけ、頑固な肩こりの直接的な原因となります。

モニターの理想的な位置は、目線が自然にやや下がる位置に画面の上端がくることです。具体的には、姿勢を正して座ったときに、視線が10〜15度ほど下になる高さに調整しましょう。これにより、首の骨(頸椎)が自然なカーブを保ち、筋肉への負担を最小限に抑えることができます。

モニターの高さを調整するためには、以下のようなアイテムが役立ちます。

  • モニターアーム:高さや角度、前後位置を自由に調整できるため、最も理想的なポジションを確保しやすいです。
  • PCスタンド(ノートパソコン用):ノートパソコンの画面を適切な高さまで持ち上げることができます。別途、外付けのキーボードとマウスを用意し、腕や手首に負担がかからないようにしましょう。
  • モニター台:手軽に高さを調整できるアイテムです。台の下にキーボードを収納できるタイプもあり、デスクスペースを有効活用できます。

デュアルモニターを使用している場合は、メインで使うモニターを正面に、サブモニターを利き手側に少し角度をつけて配置すると、首のひねりを最小限に抑えられます。

定期的に休憩を取り入れる工夫

どれだけ良い姿勢や環境を整えても、長時間同じ姿勢で作業を続ければ、筋肉は硬直し血行も悪くなります。肩こりを予防・改善するためには、意識的に体を動かす時間を作り、筋肉の緊張をリセットすることが不可欠です。

おすすめなのは、「ポモドーロテクニック」と呼ばれる時間管理術を応用する方法です。「25分作業+5分休憩」を1セットとして繰り返すことで、集中力を維持しつつ、体に負担が蓄積するのを防ぎます。最低でも1時間に1回は席を立ち、数分間の休憩を挟むように心がけましょう。

休憩中には、以下のような簡単な動きを取り入れるとさらに効果的です。

  • 席を立って少し歩く
  • 肩を大きくゆっくりと回す
  • 背伸びをして全身の筋肉を伸ばす
  • 窓の外など、遠くの景色を眺めて目の疲れをリフレッシュする

作業に集中していると、つい時間を忘れがちです。スマートフォンのタイマー機能や、パソコンのデスクトップにリマインダーを表示するアプリなどを活用して、強制的に休憩時間を確保する仕組みを作るのが継続のコツです。この小さな習慣が、1日の終わりの肩や首の疲労感を大きく変えてくれます。

セルフケアで治らない肩こりは専門家への相談も検討

肩こりの受診先選びフローチャート 危険なサインはありますか? (しびれ、激しい頭痛、胸の痛み、麻痺など) YES NO 病院へ急行 推奨:内科・整形外科 重大な病気の 可能性があります。 ・ただちに受診 ・精密検査 ・医師の診断 ※セルフケア中止 症状や目的に合わせて選択しましょう 整形外科 【診断・治療】 ・レントゲン/MRI ・薬や注射の処方 ・神経痛がある 整骨院・接骨院 【筋肉ケア】 ・マッサージ ・電気治療 ・急な痛み 鍼灸院 【根本改善】 ・深層筋に届く ・自律神経調整 ・慢性的な不調 Re:treat HARi (リトリートハリ) 丁寧なカウンセリングと オーダーメイド鍼灸で 「繰り返さない体」へ

これまでご紹介したセルフケアを試しても、一向に肩こりが改善しない、または悪化するような場合は、自己判断でケアを続けるのは危険かもしれません。しつこい肩こりの背景には、単なる筋肉の疲労だけでなく、骨格の歪みや、場合によっては病気が隠れている可能性も考えられます。この章では、専門家への相談を検討すべきサインや、どこに相談すればよいのかについて詳しく解説します。

病院に行くべき危険な肩こりのサイン

いつもの肩こりだと思っていても、以下のような症状を伴う場合は注意が必要です。これらは、内臓疾患や神経系の病気など、緊急性の高い病気のサインである可能性があります。一つでも当てはまる場合は、セルフケアを中止し、速やかに医療機関を受診してください。

  • 手や腕に広がるしびれ、麻痺、力が入らない感覚がある
  • 激しい頭痛、めまい、吐き気、耳鳴りを伴う
  • 胸の痛み、圧迫感、動悸、息苦しさを感じる
  • ろれつが回らない、物が二重に見える、歩きにくい
  • 安静にしていても痛みが治まらない、夜中に痛みで目が覚める
  • どんどん痛みが強くなる、痛みの範囲が広がっている

これらの症状は、心筋梗塞や狭心症、脳卒中、頸椎椎間板ヘルニアといった重大な病気の初期症状であることも少なくありません。まずはかかりつけの内科、または整形外科に相談し、適切な検査を受けることが重要です。

整形外科 整骨院 鍼灸院の選び方

「危険なサインはないけれど、とにかくつらいこの肩こりを何とかしたい」という時、どこへ行けば良いのか迷う方も多いでしょう。「整形外科」「整骨院(接骨院)」「鍼灸院」は、それぞれ特徴や得意分野が異なります。あなたの症状や目的に合わせて、最適な場所を選びましょう。

種類 専門家 特徴・得意分野 こんな人におすすめ
整形外科 医師

レントゲンやMRIなどの画像検査で、骨・関節・神経の状態を正確に診断します。痛み止めの処方、注射、湿布、理学療法士によるリハビリテーションなど、医学的根拠に基づいた治療を行います。

  • 骨や神経に異常がないか正確に診断してほしい
  • 手足のしびれなど、神経症状がある
  • 痛みが非常に強く、日常生活に支障が出ている
  • 保険適用での治療を希望する
整骨院・接骨院 柔道整復師(国家資格)

筋肉や関節へのアプローチが専門です。手技療法(マッサージなど)や電気治療、温熱療法などを用いて、筋肉の緊張をほぐし、血行を促進します。※慢性的な肩こりは保険適用外の自費診療となります。

  • 筋肉の緊張やこわばりを直接ほぐしてほしい
  • スポーツや日常生活での急な痛みに対応してほしい
  • 骨に異常はないと診断されたが、痛みが続いている
鍼灸院 はり師・きゅう師(国家資格)

東洋医学に基づき、鍼(はり)や灸(きゅう)でツボを刺激します。筋肉の深層部に直接アプローチし、血行促進や鎮痛効果、自律神経の調整を得意とします。体質改善を目指す根本的なアプローチが可能です。

  • 長年の慢性的な肩こりに悩んでいる
  • ストレスや冷え、自律神経の乱れが原因だと思う
  • 薬やマッサージでは改善しなかった
  • 体全体のバランスを整え、根本から改善したい

根本改善を目指すならRe:treat HARi(リトリートハリ)の鍼灸も

マッサージや整体に繰り返し通っても、すぐに症状がぶり返してしまう…。そんなお悩みをお持ちの方には、鍼灸によるアプローチがおすすめです。特に、ただ筋肉をほぐすだけでなく、肩こりを引き起こしている根本原因に目を向けた施術が、再発しない体づくりの鍵となります。

「Re:treat HARi(リトリートハリ)」では、表面的な痛みの緩和にとどまりません。丁寧なカウンセリングを通じて、あなたの生活習慣、ストレス、体質までを深く理解し、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの施術を行います。セルフケアでは届かない深層部の筋肉の緊張を鍼でゆるめ、血行を促進。さらに、乱れがちな自律神経のバランスを整えることで、心身両面から肩こりが起こりにくい状態へと導きます。

施術はリラックスできる完全プライベート空間で行われるため、日々の喧騒から離れて心から癒されたい方にも最適です。施術後の変化を維持するためのセルフケア指導も充実しており、「もう肩こりを繰り返したくない」と本気で願うあなたのための、心強いパートナーとなるでしょう。

まとめ

本記事では、しつこい肩こりを繰り返さないために、原因別のセルフケア方法を医師監修のもとで詳しく解説しました。肩こりは、日常の姿勢や運動不足、ストレス、生活習慣の乱れなど、原因が一つとは限りません。そのため、まずはご自身のタイプを知り、原因に合ったアプローチをすることが改善への最短ルートです。

ご紹介した肩甲骨はがしや座ったままできるエクササイズは、どれも今日から実践できるものばかりです。また、デスクワーク環境を見直すことも、再発防止には不可欠です。しかし、セルフケアを続けても改善が見られない、または我慢できない痛みやしびれがある場合は、隠れた病気のサインかもしれません。その際は、速やかに整形外科などの医療機関を受診してください。

根本的な改善を目指すのであれば、整骨院や鍼灸院といった専門家による施術も有効です。特にRe:treat HARi(リトリートハリ)のような専門的な鍼灸は、体質からの改善が期待できます。この記事を参考に、あなたに合ったケアを見つけ、長年の悩みであったつらい肩こりから解放されましょう。

※記事内容は実際の内容と異なる場合があります。必ず事前にご確認をお願いします

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